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運を引き寄せる十の心得 (ベスト新書 173)
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| ジャンル: | 本
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| セールスランク: | 78457 位
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| 発送可能時期: | 通常24時間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 750 (税込)
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国文学の世界のことは良く知りませんが、ゴシップとして楽しめました
小谷野敦が「この題名ではもったいない」、「必読」と書いているから読んでみた(実は谷沢本は、つい先日読んだ『聖徳太子はいなかった』に続いて、ようやく2冊目)。ナルホド、題名と内容のギャップは大きい。
「私は有難くも非常に幸運であった」(p199)という谷沢が自分の人生で引き寄せた幸運の数々を語るという趣向だが、当然ながら敵味方多くの人々とのやり取りが、しかも実名で綴られている。要するにゴシップで、登場人物たちの名に心当たりがあればこんな楽しめる本はないだろう。いろんな人脈も見えてきて、「小谷野好みダナー」と思った。まあ人名に心当たりがなくても、人間が人間臭いのは学界もそれ以外も共通だろうから、単純に人間臭い話として楽しめる(私はコッチ)。
あとがき末尾に「本書は私の語りを旧知の藤田イ光一郎さんに整理していただき、小笠原豊樹さんに編集の一切をお任せした。おかげをもって、私の意図するところを十分に表現できたのが有難い」とある通り、傘寿を目前にした谷沢に後顧の憂いあるはずもなく、胸につかえたアレコレをこの際だから在庫一掃セール、ということか?
ところでこの小笠原豊樹って、詩人の岩田宏(1932?)のこと? 藤田イ光一郎は東大出身の仏文学者じゃないかと思うんですが…どなたかご教示ください。
谷沢さんの自分史
谷沢節、絶好調。
教訓を導く体裁ではありますが、要するに谷沢さんの自分史ですね。
敬愛する学者、中村幸彦氏、小田切秀雄氏らに関するエピソード、関西大学の専任教員になるあたりの件、博士号を取るために奔走したにも関わらず受けた忘恩的行為の暴露など、正直言って、谷沢さんに興味のない人が、教訓を求めるためだけに読む本ではありません。日本文学研究者の生態に関心のある人(学者をめざす学生、大学院生)には薦めます。
国文学会裏面史
この題名ではもったいない、谷沢永一風雲録とも言うべきもので、谷沢ー三好論争の出発点とか、谷沢が東大に怨念を抱く理由とか、日本近代文学研究の内幕がぞろぞろ書いてある。日本近代文学に限らず、文学研究者必読の書である。
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