不思議な絵本
雑誌にこの本の作者であるDさんが載っており、自分と同じ20代で高く評価されているというところに興味を引かれて読んでみました。 話題作だけ会って満足のいく内容でした。1冊の本の中に2つのストーリーが展開されている構成なのですが、Dさんのおっしゃるとおり、その2つの物語は違っているようでとても似通っているのです。読み終わった後に何となくそう思い、なぜかまた初めから読み始めてしまう不思議な絵本です。多分それはこの本が私の心を捉えているからなのでしょう。 全体の印象としてはdarkでdeep。もちろんお子様用の教育絵本とはまったく違う部類です。1なんかは一昔前に流行ったEVANGELIONと通じる物があるように思いました。ちょっとグロいです。そういうタイプのものが苦手な方は読まない方が良いかもしれません。 絵は大変良いと思います。私は絵に関しては小さい頃から親から英才教育を受けてきたので見る目だけは自信があります。コミカルに見えますが細部の色遣いや絵の構成などを見てみるとやはり多摩美油絵出身だけあってすごい底力を感じました。センスもとても良いです。 この本で1500円は惜しくないと思いますよ(笑)
夢に似た浮遊感と繊細さ。
見る人によっては魅力の無い作品に見えるだろう。 Dの以後の作品に見られる過激さはこの時点ではまだ緩く、 内包された二つのストーリーは下手をすればグロテスクにさえ見える。だが、 全篇に渡って非常に柔らかく繊細に描かれ、古い外国の絵本のような芳しさがあり、 ジャン・ピエール・ジュネ初期の映画のような、独特の浮遊感と愛おしさを含んでいる。 また、一読して読み捨てられる漫画とは違い、 何度も読みかえすほどにその味が見えてくる奥深さも魅力の内だろう。 手元に置くだけの価値はある。 まさに、大人向けの絵本。 注)ジャンピエールジュネ:代表作に「アメリ」があるフランスの監督。
こんな絵本初めて
ページをめくると、どこにもない町やどこにもない文字の、まさにDさんの世界が広がっていた。Uのくまが病気で外にも出られなくて貴族になることを夢みる話はくまの描写や、うさぎの驚き、悲しみの表情が切に伝わるってこっちも胸が痛くなる。絵から音楽が聴こえてくるような、そんな躍動的で、心に響く絵なんだ。読み終わったあともまだこの塔の世界から抜け出せずに浸ってしまう。何度も読み返してみたくなる。こんなすごい本に出会えてよかった。
新たな才能の登場!
全篇カラーの綺麗な本。綺麗な可愛い絵と思っていると、ガツンとやられます。 夢の中を漂っているかと思えば、現実もしっかり凝視していて、この手のものにありがちな只の空想物とは一線を画しています。 ミニ・ポスターがおまけについてきますが、またそれが素晴らしい。30分くらい眺めてしまいました。 Dさん初の作品集です。新たな才能の登場が嬉しいです。今後の活躍にも期待が持てます。
ベストセラーズ
ファイアースターマン日記 駄利亜(初回)(DVD付) ダメッコ!ダリア D[di:]画集=ディーズ・ワークス Fire Star Man
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